宮古島を代表するイベントのひとつ「なりやまあやぐまつり」@友利インギャー

「なりやまあやぐまつり」は、宮古島(みやこじま)の秋の風物詩となっている音楽イベント。
宮古島を代表するしまうた(民謡)のひとつ、「なりやまあやぐ」発祥の地・友利(ともり)集落にあるインギャーという入江で年一回開催されています。

なりやまあやぐ

【歌詞】

一、 サー なりやまや なりてぃぬなりやま
すぅみやまや すぅみてぃぬ すぅみやま
イラユマーン サーヤーヌ
すぅみてぃぬ すぅみやま
二、 サー なりやま参(んみゃ)いってぃ なりぶりさます゜なよ
すぅみやま参いってぃ すぅみぶりさます゜なよ
イラユマーン サーヤーヌ
すぅみぶりさまっす゜なよ
三、 サー 馬(ぬーま)ん乗(ぬう)らば 手綱(たづな)ゆゆるすなよ
美童(みやらび)屋(や)行(い)き 心許(くくるゆる)すなよ
イラユマーン サーヤーヌ
心許すなよ

 

(大意)
一、慣れているヤマへ行っても染まってはいけませんよ

二、慣れているヤマへ行き、女性に惚れてしまって 仕事をしなくなってはいけませんよ

三、馬に乗ったら手綱を許してはいけません。美しい女性の屋敷へ行っても心を許してはいけませんよ

宮古島の友利集落にある入江のインギャー。正面の小さな小高い山は御願山(ウガンヤマ)です。御願山の山頂からの眺めは素晴らしいのでぜひ登ってみてください。

伝統文化を次の世代につなぐことと地域を元気にすることを目的に2006年(平成18年)から開催。
入江にはこの日一日だけのために特設ステージがつくられ、参加者は海上のステージで気持ちよく「なりやまあやぐ」を唄うことができます。

「なりやまあやぐまつり」一日だけのために作られる海上ステージ。雰囲気抜群の憧れのステージです。
御願山(ウガンヤマ)山頂から臨む海上ステージ。

「なりやまあやぐまつり」当日のおもなスケジュール(下記タイムテーブルは第12回のものです。
※正式なスケジュールおよび詳細は公式サイトへお問合せください。

07:00 安全祈願 参加希望者は午前7時前に友利公民館へお越しください。
08:00 「なりやまあやぐまつり」奉納 参加希望者は「なりやまあやぐ」歌碑へ午前8時前にお越しください。
09:00 元島学習会 小学校高学年向けの学習会です。
参加希望者はインギャーに9時前にお越しください。
13:00 三線教室 インギャー「なりやま屋」(茅葺き屋根の練習広場)にて開催。どなたでも無料でご参加いただけます。
13:00 なりやまあやぐ予選会(一般の部) 一般の部は予選通過者20名が本選出場。
※審査結果発表までお待ち下さい。
※子供の部の予選会はなく、子供の部は全員本選出場です。
17:00 座開き(獅子舞) 友利獅子舞保存会
なりやま宣言 友利部落子ども会
17:20 協賛金贈呈

【なりやまあやぐまつり本選】

17:30 子供の部
18:30 みるく口説
会長挨拶
協賛企業代表挨拶
市長挨拶
一般の部
表彰
21:00 花火打ち上げ・閉会

本選は17時半頃から開始。夕暮れ時の浜辺に「なりやまあやぐ」が響き渡りはじめます。手作りの灯籠も良い感じです。夕方からは、ステージ後方にそびえ立つ御願山(ウガンヤマ)におよそ1,000本のロウソクに火が灯され、とても幻想的。
当日の予選を通過した人たちだけが夕方からの本選で唄うことができます。
来場者の方は、砂浜から波音をBGMに幻想的な世界で、参加者それぞれの「なりやまあやぐ」を楽しむことができます。

第13回なりやまあやぐまつり 2018年10月7日(日)開催予定

「第12回なりやまあやぐまつり」は、子供の部16名、一般の部84名、合計100名が参加されました。
宮古島を代表するしまうた(民謡)「なりやまあやぐ」は、子どもから大人まで誰もが唄える、親しみやすく、奥の深いしまうた(民謡)です。
なりやまあやぐまつりへ是非お越しください。

 

<関連サイト&関連記事>

■なりやまあやぐまつりオフィシャルサイト https://nariyamaayagu.com/

■なりやまあやぐまつり実行委員会サイト https://takku-yama.wixsite.com/nariyamaayagu

■宮古島を代表する民謡「なりやまあやぐ」についてさらに詳しく
美ら島物語 恋ししまうたの風 第5回「なりやまあやぐ」宮古島 https://www.churashima.net/shimauta/05/

■「なりやまあやぐまつり」への初めての出場を考えている方のご参考に
なりやまあやぐまつりレポート(第6回) https://www.churashima.net/shimauta/report/

■「なりやまあやぐまつり」(第10回)を司会者からの視点で綴っています
宮古島「第10回なりやまあやぐまつり」で司会をさせて頂きました https://jyo-to.okinawa/20151016/665/

 

慶良間諸島国立公園・阿嘉島(あかじま)だより ~ ティラジャー(巻き貝)

那覇からちゅううがなびら。沖縄ジョートー市場店主みーかー(ミカ)です。
この時期、毎年恒例の週末1泊2日の阿嘉島(あかじま)通い。去った週末も行って来ました。
前回(2018年5月12日)は海に浸かるとまだ寒く感じましたが、今回は「おっ! そろそろ泳げるかも♪」という感じでした。

阿嘉島通いの目的は、帆掛サバニで座間味島から那覇まで海上を駆ける「サバニ帆漕レース」出場のためのサバニ練習です。
風力と人力のみを使って大海原を渡るレースは年に一度開催されます。第19回大会となる今年2018年は6月24日(日)開催。
私の所属しているサバニ・チーム「阿慶座美陽(あぎじゃびよう)」は拠点が阿嘉島。サバニも阿嘉島にあるので、練習は必然的に阿嘉島となります。

2018年5月19日撮影。阿嘉島の前浜。まるで7月のようなお天気でした。

土曜は梅雨とは思えない、夏のようなお天気でした。ですが、面白いことに場所によっては雲が多いんですよね。
慶留間島(げるまじま)方面は青空でも、座間味島(ざまみじま)方面は雲が多くて曇っていたり。島人の話では、「屋嘉比(やかび)の山で雲ができて、それがそのまま座間味に流れて来てるんだよ」とのこと。
慶良間諸島は4つの有人島(渡嘉敷島・座間味島・阿嘉島・慶留間島)をはじめとする大小30余りの島々と数多くの岩礁からなる島嶼群です。島々が密集する一帯なので、海流、風向き風力が複雑になりやすいようです。

ちょうど大潮だったので、阿嘉島のメンバーがティラジャーをたくさん獲ってきていました。しかもとっても立派なものです。
ティラジャーとは、巻き貝のことで、沖縄ではメジャーな貝です。ティラジャーを1つ見つけるとその周囲にいくつかかたまっているので、慣れるととても獲りやすい貝です。

獲ってから2~3日、海に浸けておいて砂抜き。

ティラジャーの身をとる作業。ひとつひとつ、手作業で身をとっていきます。おいしいものをいただくには手間暇がかかりますね。感謝。

ティラジャーはクセがあまりなくて、とても食べやすい貝。生きたままのティラジャーをさっと茹でます。そして手作業で一つ一つ貝から身を取っていきます。そのままお刺身で、バター炒めやキムチ炒め、土佐煮などがオススメです。マヨネーズをかけてトースターでチンするのもいいですよ。

ちょっとピンボケしてます。左上のピンクがかったのがティラジャーです。右はトコブシ、手前はマガイです。

ティラジャーは獲るのに道具も技術も必要ありませんが、トコブシやマガイは道具がないと獲れません。マガイをご存知の方は島人でもそう多くはなく、提供している飲食店はこれまで見たことがありません。
でも、ティラジャーは沖縄の飲食店で提供しているところもあるかな、と思います。機会ございましたらご賞味くださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。&今日もステキな一日を☆
みなさまに琉球弧のすべての神々のご加護がありますように☆

世界でここだけの風景 海から3,000メートル級の山々が見える雨晴海岸@富山県

ちゅううがなびら。那覇からミカです。
昨日、沖縄は梅雨入りしました。とは言え、今日は晴れています。

2018年のゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
GWはとても割高ではありますが、めったに長いお休みが取れないので、今回は那覇から富山県へいってきました。
実は数年前からずーっと「富山に行きたい」「富山に行きたい」とボヤいていました。その念願がようやく叶ったわけです。

記憶にある初めての富山は10年あまり前。琉装してお客様と記念撮影をしたり、沖縄民謡を演奏したりの沖縄芸能絡みのお仕事でした。
仕事自体は2泊3日でしたが、「せっかく富山まで来たので」と仕事のあと、いっしょに仕事に来た先輩方と、氷見&宇奈月温泉へ1泊ずつ立ち寄りました。
富山湾のお魚を筆頭に、食べるものも美味しく、お酒も旨く、とても良かったので、また富山に行きたいなぁとずっと思っていました。
とくに、氷見線の車窓からはじめてみた雨晴(あまはらし)海岸の風景は感動でした。
沖縄でいつも海ばかり見ているので、雪山が見れるだけでも感動なのに、日本海と立山連峰の組み合わせには「こんな風景があるんだ!!」と驚きました。ほんとうに素晴らしかったです。

今回のお目当ては、雨晴海岸の風景と富山湾のおいしいお魚と旨い日本酒。すべて公共機関を使って移動する富山6泊の旅です。
民宿をはじめイロイロと良かったのですが、今日は雨晴海岸にスポットを当ててお届けいたします。

日の出前の雨晴海岸。日の出前の空と海が淡く色づく時間が好きです。【撮影】2018年4月30日/富山県高岡市

最近知ったのですが、海から3,000メートル級の山々が見えるのは、世界でもココ雨晴海岸だけだそうです。ほんとスゴイ!!
前回は雪の立山連峰がはっきり見えたので、立山連峰はいつも見えるものだと思いきや、今回はほとんど見れませんでした。
晴れていても立山連峰が霞んでしまったり、はっきりとみえない日の方が多かったです。

雨晴海岸から立山連峰がよく見えるのは12月から2月頃だそう。ピーンと張り詰めたような空気が澄んでいる冬時期が良いみたいです。
氷見のタクシーの運転手さんのお話では、「立山連峰がキレイに見えるのは年間でも80日くらいですよ。カメラマンの方は10日位留まって撮影してますよ」とのこと。
お世話になった民宿の方は、「毎年11月8日に剱岳のてっぺんから朝陽が昇りますよ。ダイヤモンド富士みたいに見えますよ」とおっしゃっていました。

富山では毎朝4時半頃に起きて、日の出を待ちました。日の出前、町も空も海も静寂に包まれたなかで淡く色づいていく風景が好きです。
刻々と表情を変えていく風景は眺めていて飽きることがありません。

雨晴海岸から見る富山湾はベタ凪。ほんとうに静かでした。【撮影】2018年4月30日/富山県高岡市

朝陽は立山連峰から昇ると思い込んでいましたが、今回は海と陸の境目から太陽があらわれました。
季節によって太陽の昇る位置が変わり、立山連峰から昇る朝陽は秋~冬のようです。

雨晴海岸から臨む朝日 【撮影】2018年4月30日/富山県高岡市

日の出がきれいに見えたのはこの日だけ。運良く見れてよかったです。
いつも夕陽ばかり追いかけてしまっていましたが、朝陽も素敵です。
雨晴海岸から見た朝日は、まるで夕陽みたいに橙色の大きな太陽でした。

今日もご愛読にふぇーでーびる☆
みなさまに琉球弧のすべての神々のご加護がありますように☆