ガジュマル(ヨージュ)のご縁

ぐすーよー、ちゅううがなびら(みなさま、こんにちは)☆ (^-^)/
本日も沖縄ジョートー市場店主ブログへお越しいただきありがとうございます♪
&いつも沖縄ジョートー市場をご愛顧いただき、まことにありがとうございます☆
那覇から七海(ななみ)こと「ねこ」こと、店主・ミカ(安積美加・ASAKA MIKA)です。

昨年から続く、長いなが~いコロナ禍。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

どこにも行くことができず、会いたい人にも会えず、島への取材はもってのほか。(T_T)
無論、新たな出会いなんてありえなーい!(>_<) という、とても残念で淋しい状況が続いています。

ところがっ!
先日、とても嬉しい出来事がありました♪ (*^-^*)

【撮影:2011年10月16日/鹿児島県徳之島天城町】ヨージュ(ガジュマル)

以前(2021年4月23日)当店主ブログで、徳之島の思い出「恋し徳之島 ~ アーサとヨージュ(ガジュマル)の想い出」を綴りました。
ほんと、天城町のとしおむー(俊雄にーさん)ご夫妻には良くして頂きました。(*^-^*)

※ ここから先をお読みになる際は、下記の記事をご一読いただいてから読み進めて頂けましたら幸いです。m(_ _)m

どぅーちゅいむにー(ひとりごと)のように綴ったものでしたが、このブログをきっかけに、なんと!

としおむーのご子息からご連絡を頂きました!!\(^o^)/

まったく思いもかけない出会いと申しますか、ご縁と申しますか、ご連絡を頂いてとっても嬉しいです。o(^-^)o
雅俊さん、ご連絡ありがとうございます☆おぼらだれん☆


先週、FacebookのMessenger(個別メッセージ機能)を開いてみたところ、知らない方からメッセージの送信が取り消された痕跡がありました。
知らない方、かつ、お名前が英語表記だったので、実はちょっとビビっておりました。よーく見たらローマ字の日本人名なんですけど(苦笑)。

よくよく英語(ローマ字)のお名前を拝見すると、徳之島天城町のとしおむーの息子さんのようではありませんか!!
でも、確信は持てません。
なぜなら、息子さんは海外で公邸料理人をなさっているはずで、お互い面識がないからです。

どうやって私のことを知ったんだろう??
少し考えましたが、もしも、としおむーの息子さんだったならー、と思い、
勇気をだしてその方へメッセージをお送りさせて頂きました。

すると、数時間後にご丁寧なお返事が返ってきました。

「はじめまして、 そうです。松田俊雄の息子です。
島の写真をネットで見ていたら実家のガジュマルが出ていたので、見ていたら安積さんにたどりつき、父が生前、沖縄の友達の話をしていたのが安積さんだということがわかり嬉しくてメッセージを送ったのですが、メッセンジャーを使ってないのかと思い削除してました。
父がお世話になりありがとうございました。」

やはり、としおむーの息子さんでしたぁ!!\(^o^)/
しかも、サンフランシスコから♪ びっくりです。

としおむーのご子息・松田雅俊さんは、外務大臣の「優秀公邸料理人」表彰と「優秀公邸料理長」称号認定を受けられるほど、実力の高い公邸料理人です。

雅俊さんは、国際連合日本政府代表部(ニューヨーク)で公邸料理人を勤められたあと、在イタリア日本大使館を経て、現在は在アメリカ・サンフランシスコ総領事館で公邸料理人をなさっているそうです。

うーん。すごいご経歴! カッコいい!!

徳之島天城町の寝姿山【撮影】2013年7月10日/安積美加

その後、現在サンフランシスコで公邸料理人としてご活躍中の雅俊さんと何度かメッセージをやり取りさせて頂きました。

そして、
「食べるのも飲むのも大好きなので、いつの日か、天城町でガジュマルを眺めながら、雅俊さんのお料理をみんなと食べれたらいいなぁと夢見ています。」
というメッセージを送らせて頂きました。

すると、

「僕はサンフランシスコを2~3年で終わるので、そしたら徳之島に帰って島で生活をする予定です。
また徳之島来られた時は近所の人も呼んで家の庭で飲みましょう!」

とお返事をくださいました。

嬉しいっ!

自分の夢が叶いそうなのも嬉しいのですが、
なによりも、
華やかで輝かしい経歴と腕前を持つ雅俊さんが、生まれ育った徳之島に帰ってきて、島に根を下ろして暮らされる。

世界を股にかけてご活躍なさっている雅俊さんならば、世界中どこででも料理人として身を立てていけるに違いないのに、
ふるさとの島を愛する気持ちをちゃんと実現されるつもりでいらっしゃるんだ。

2016年の奄美新聞のインタビューで、「将来は島に帰って自分の店を持ちたい」と答えておられた雅俊さん。
あれから5年経ったいまも、その想いは変わっておられない。

そのことがとても嬉しく思いました。
もちろん、としおむーとお母様のお喜びはこの上ないことだと思います。&ご家族ご親族ご友人、島の人たちみんな。(^-^)

雅俊さんが徳之島でお店をなさったら、雅俊さんのお料理を食べに、日本中、世界中から徳之島へお客様が訪れるかも。
すごいことになりそうだなぁ。と今からワクワクです。o(^-^)o

やり取りのなかで、雅俊さんは冒頭でご紹介いたしました「恋し徳之島 ~ アーサとヨージュ(ガジュマル)の想い出」をご覧になって、ご連絡をくださったということがわかりました。

サンフランシスコと沖縄と徳之島を繋いだ「ネットの力」ってすごいなぁと改めて感心してしまいました。
何より、としおむーのおかげ、雅俊さんのご実家のガジュマルのおかげです。

うまくいえないけれど、

人はグソー(あの世)へ旅立ったら終わり。なんじゃない。

そう思いました。

徳之島天城町役場の屋根です。この部分だけ見ると、どこかの寺院みたいですよね(笑)

たまたま手にした雑誌『SIGNATURE (October 2021 Number645)』に、京都の真言宗御室派総本山仁和寺第五十一世門跡・瀬川大秀(せがわ・たいしゅう)猊下のおことばがありました。

自分の命のうしろには、限りない尊い命をいただいている。
有限の生命を繋いだ無限という大きな流れを
受け継いでいくのは、重たいものがあります

- 瀬川大秀

【出典】三井住友トラストクラブ株式会社発行『SIGNATURE (October 2021 Number645)』34頁より

猊下は今もご健在で、日々祈りを捧げられています。
888年に創建された仁和寺の重責を担われる第五十一世御門跡のお言葉の重みは、私には計り知れないところです。

ですが、ふと、「自分の命のうしろ」を「としおむーの命のうしろ」と置き換えて想像してみたのです。
猊下のお言葉の前半を、いまの自分の状況に置き換えて考えてみたのです。

【撮影:2011年10月16日/鹿児島県徳之島天城町】としおむー&雅俊さんのご実家のヨージュ(ガジュマル)


としおむーの命のうしろには、ご子息の雅俊さんがいらっしゃる。

としおむーが、雅俊さんと私を繋いでくれた。
有限の生命もこうやって繋がっていくんだ。

 

猊下の言わんとされていることとは少し違いますが、なんだか、
としおむー、雅俊さん、自分の繋がりやご縁に、改めて感じ入りました。


出会いご縁に感謝です。

サンフランシスコの雅俊さんのご活躍とご健康をお祈りしつつ、数年後、徳之島でお会いできる日を楽しみにしています。
おぼらだれん。

最後までお読み頂きありがとうございました。
今日もご愛読にふぇーでーびる☆

うまんちゅぬ あちゃー かふー うにげーそーいびーん。
みなさまに琉球弧のすべての神々のご加護がありますように☆