令和5年(2023年)「じゅり馬まつり」開催日時 → 中止 @那覇市辻

【御礼】令和5年「辻旧廿日正月神事」斎行

旧暦の暦通り、新暦2023年2月10日(金)に斎行いたしました。

日  時:令和5年2月10日(金)午前11時30分
出発地点:ムラヤー(沖縄県那覇市辻2-8-7 一般財団法人辻新思会)
主  催:一般財団法人辻新思会

今年はヌールガーのウンチケーに加え、波上宮の参拝を復活させていただくという歴史に残る一頁となりました。
ご支援くださった方々、見守ってくださった方々、本当にありがとうございました。

辻新思会の公式サイトがオープンしました。
詳細は辻新思会公式サイトをご覧ください。

辻新思会は、1672年創建の花街・辻の祭祀と歴史・伝統文化を守り伝え、「辻旧廿日正月神事」および、平成12年(2000年)以降の「じゅり馬まつり」主催団体です。

令和5年(2023年)「じゅり馬まつり」
誠に遺憾ですが、中止が決まりました(2023年1月10日)

日 時:令和5年2月26日(日)14:00~16:00 中止

場 所:一般財団法人辻新思会(沖縄県那覇市辻2-8-7)前

主 催:一般財団法人辻新思会・辻自治会

※旧廿日正月神事は予定通り斎行いたします。

※当日10:00~17:00、周辺に通行規制が敷かれます。

出演の演者さんたちは午前中からお越しになって準備されるので、周辺の有料駐車場も満車となります。

2016年「じゅり馬まつり」後半に一般客としてクルマで行ってみると、近隣駐車場はすべて満車。停めるところはまったくありませんでした。
クルマは旦那に任せ、ひとり会場へ行ってみましたが、あまりの人でステージに近づくことはできず(苦笑)

ご縁をいただき2019年から「じゅり馬まつり」司会をさせていただいておりますが、会場にはタクシーで駆けつけています。

「じゅり馬まつり」会場へはタクシー・公共機関でのお越しをオススメいたします。

舞台正面は一般財団法人辻新思会になります。(地謡の方たちがスタンバイされるはず)
2019年の「じゅり馬まつり」も14時スタートでしたが、早い方は13時頃から来場されて場所取りされていました。

2019年から4年振りの開催となる「じゅり馬まつり」! お天気に恵まれますように。
何かまたわかりましたらご案内さしあげます。(^-^)/

「じゅり馬まつり」はかつて「那覇の三大祭り」のひとつでした。

 

【完売御礼】令和5年(2023年)じゅり馬参加『継承のつらなり』那覇文化芸術劇場なはーと

※ご入場できなかった皆様
当日ご来場いただいたにも関わらず、当日券完売のためご入場いただけなかった皆様ごめんなさい。
足をお運びいただき、誠にありがとうございました。感謝御礼申し上げます。

令和5年の「じゅり馬まつり」は中止でございますが、
2月11日(土・祝)那覇市主催『継承のつらなり』にじゅり馬登場です。
地域の文化・伝統芸能にご興味ございます方、ぜひご来場くださいませ。

日   時:2023年02月11日(土)13:30開場 14:00開演
場   所:那覇文化芸術劇場なはーと
主   催:那覇市
料   金:前売り 一般 1500円 U24(24歳以下)1,000円(当日券はいずれも500円増)※詳しくは公式サイトをご覧ください。
公式サイト:なはーと『継承のつらなり』

 

とても良い方向へ大きな流れができています。
がんばります。

今日もご愛読にふぇーでーびる☆

うまんちゅぬ あちゃー かふー うにげーそーいびーん。
みなさまに琉球弧のすべての神々のご加護がありますように☆

 

那覇三大祭りのひとつだった昭和時代の「じゅり馬まつり」

ぐすーよー、ちゅううがなびら(みなさま、こんにちは)☆ (^-^)/
本日も沖縄ジョートー市場店主ブログへお越しいただきありがとうございます♪
&いつも沖縄ジョートー市場をご愛顧いただき、まことにありがとうございます☆
雨の那覇から七海(ななみ)こと「ねこ」こと、店主・ミカ(安積美加・ASAKA MIKA)です。

残念なことに、2020年に続き、コロナ感染拡大防止のため、2021年の「じゅり馬まつり」も中止となりました。

かつて「じゅり馬まつり」は、「那覇大綱挽」と「那覇ハーリー」とともに、那覇の三大祭りとして人気を博しておりました。
しかし、紆余曲折あって、現在は上江洲安明(うえず・あんめい)理事長の強い信念によって、一般財団法人辻新思会(つじしんしかい)が開催を続けております。

今日は、昭和時代の「じゅり馬まつり」がどんな立ち位置であったのかをご紹介したいと思います。


「じゅり馬まつり」は戦争で一時途絶えたものの、料亭「松乃下」の上原栄子(うえはら・えいこ)さんを中心に、辻の有志たちの熱意によって、1953年(昭和28年)3月5日に見事に復活しました。
この年は、戦禍に見舞われた波上宮の御本殿と社務所が再建されているのも、ねこ的にはご縁を感じます。

昭和62年開催「那覇旧廿日正月祭り」(じゅり馬まつり)

昭和62年に開催された「那覇旧廿日正月祭り」(じゅり馬まつり)のパンフレットには、昭和62年は2月21日(土)・22日(日)の2日間にわたっての開催されていたことが記されています。
こちらのパンフレットから一部抜粋して、当時のじゅり馬まつりがどのような位置づけであったかをお届け致します。

那覇旧廿日正月祭り
■日時 昭和62年2月21日(土)・22日(日)
■場所 那覇市辻町
●主催 那覇旧廿日正月祭り実行委員
●後援 那覇市・那覇市観光協会・那覇商工会議所
●協賛 沖縄タイムス・琉球新報・NHK沖縄放送局・琉球放送・沖縄テレビ・ラジオ沖縄・FM沖縄(順不同)


那覇旧廿日正月祭り実行委員会会長・上地敏一氏『ごあいさつ』より一部抜粋
那覇旧廿日正月祭りにおいても企業のOLや女子学生達の積極的な参加により年とともに規模を拡大し名実ともに那覇の三大祭りとして、健全な市民の祭りとして定着してきたことを皆様方ともども喜びたいと思います。これからも内外に広く楽しめる要素を開拓し、古き良きものは残し、あわせて地域社会の発展と融和をはかり内容の充実した祭りに致したいと思います。

那覇市長・親泊康晴氏『祝辞』より一部抜粋
皆様方もよく御承知のとおりこの、「那覇旧廿日正月祭」は、三百有余年の伝統と歴史をもつ由緒ある祭りで、勇壮な「那覇大綱挽」や「那覇ハーリー」に対し、優美さ華麗さを代表する那覇の名物行事であります。
・・・本祭りは、那覇市の観光資源としても貴重な財産として観光振興に大きく貢献しているところであり、市といたしましても本祭りの継承発展のため協力してゆきたいと思います。

沖縄県知事・西銘順治氏『祝辞』より一部抜粋
那覇三大祭りの一つとして、長い間市民に親しまれてきた「じゅり馬まつり」が伝統行事のより一層の発展を期して、このたび名称を「那覇旧廿日正月祭り」と一新して、地域婦人会、子供会、商店街の方々の参加のもと新春最大のイベントとして開催されるに至りましたことは誠に喜ばしい限りであります。

那覇の三大祭りとして2日間にわたり、OLさんや女学生、子供会、婦人会も参加されて、これほど盛り上がっていた「じゅり馬まつり」。

それが、まことにたいへん遺憾なことに1988年(昭和63年)のまつりを最後に、1989年(昭和64年/平成元年)以降中止に追いやられてしまいました。
中止に追い込まれた要因は、ある女性たちを中心とした団体の猛反対だったと伺っています。(団体名や女性のお名前も伺っておりますがここでは伏せておきます。)

花街・辻の創建は1672年。「じゅり馬まつり」が始まった年代は定かではありませんが、300年ほどの歴史を有するであろうと推定されています。
「じゅり」とは、祭祀をこころの拠り所として花街・辻で暮らし、“義理・人情・報恩”に生きた女性のことです。
「じゅり馬まつり」を否定することは、歴史ある伝統祭事の破壊、じゅりたちの存在を否定し無視することですから、とても、残念です。

2000年2月27日(日)、財団法人辻新思会(つじしんしかい)によって、12年振りに復活を果たした「じゅり馬まつり」。
現在は、大変強い信念をお持ちの上江洲理事長を中心に財団(辻新思会)が開催を続けています。
(ちなみに、2000年に開催されたじゅり馬まつりには約1千万!の経費がかかっていたようです。あぎじゃびよー。)

ねこ的には昭和のように、地域の方々の参加と応援、那覇市・観光協会等の後援があった頃の「じゅり馬まつり」に復興できたらなぁ、と個人的に願っています。

そのためにも、辻のねーさん(じゅり)たちのこと、辻のことを少しずつでも、もっと広く、多くの方に知っていただけたら、と思っています。

今年は少しずつ、良い方向へ動き始めていると確信しています。
去った廿日正月神事の後、20年余り辻を研究されている方と再会できましたし、現在の辻自治会長さん(女性の方です)と偶然隣席となってお話することができ、「じゅり馬まつり」を応援しますとおっしゃってくださいました。

ビンシーの文字を見つけたことをきっかけに、ねこはこの一年、辻について重点的に、真剣に調査研究しようと思っています。
辻の情報をお持ちの方はぜひお知らせ頂けましたら幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。
今日もご愛読にふぇーでーびる☆

素敵な週末をお過ごしください☆o(^-^)o

うまんちゅぬ あちゃー かふー うにげーそーいびーん。
みなさまに琉球弧のすべての神々のご加護がありますように☆