阿嘉島便り

ハイタイ♪ ちゅううがなびら(こんにちは)。
本日も沖縄ジョートー市場・店主ブログ(ななろぐ)にお越しいただきありがとうございます。
「七海(ななみ)」こと、「ねこ」こと、沖縄ジョートー市場店主でライターの安積美加(あさか みか)です。(^-^)/

今日はひさびさの青空。てぃーだサンサン。気候も良くて、とても気持ちの良い日曜でした。

「沖縄は第二の故郷です。
最新情報を是非とも届けてください。」

はじめまして。
コメントありがとうございます。
第二のふるさとなんですね。
コロナ禍もやがて落ち着きそうです。
沖縄にもぜひ帰省されてくださいね。

身近な情報ばかりで、あまり大した情報はお届けできないかもですが、コメントをいただくと励みになります!! (*^-^*)
沖縄のイマをお届けできるよう努めます。
ぜひまた当ブログに遊びにいらしてくださいね。

昨日(2022年2月26日)の阿嘉島の港「阿嘉港」と乗ってきたフェリー。左手に映る山は、阿嘉大橋でつながっている慶留間(げるま)島です。

やっとまん防(まん延防止等重点措置)が解除された沖縄。
ひさびさに(今年初)1泊2日で阿嘉島へ。サバニの補修作業に行ってきました。

今回は往復フェリーにしました。
冬とあって、フェリーはガラガラでしたー。

今回は、ずっとサバニの補修作業のみ。
旦那は仕事で参加できず、今回のメンバーは金城さん、ひーとー、美加の3人でした。

島のねこ
阿嘉島にはセイロンベンケイが咲いていました。o(^-^)o
昨日(2022年2月26日)の島の夕景。小さくて分かりづらいかもしれませんが、右の方にカラスに囲まれた天然記念物の「ケラマジカ」が写っています。シカの上にカラスが2匹乗っています。シカについているダニやノミなどをカラスが取って食べてくれるらしいです。

島に来ても、作業するだけで、あとは夜ゆっくり飲み語らうだけ。
金城さんはとても物知りなので、いろんな話が飛び出して、楽しかったー。
今回印象に残った系図のお話、ケラマジカのルーツ、阿嘉上布のお話を少し。

・沖縄の系図
沖縄は先祖崇拝、自然崇拝、アニミズムが色濃く残っています。
家系図をきちんとしているお家も多くて、昨夜飲み語らっていると、金城家の系図を見せてくれました。
系図のはじまりは察度王(1321―1396)より数代前になっていたので、1200年前後かも。
で、金城家のルーツは察度王、武寧王だと知って、「王様だったんだー!」とびっくり。
沖縄では、「○○さんはなんちゃら王の子孫」だとか、そういうお話をたまに聞きますので、すごく身近なところにもそんな人がいた!って感じです。
「王様の子孫だけど、マヤーの飯炊き係したり、いまは修行僧みたいだよね」なんて笑っていました。

・ケラマジカ
天然記念物のケラマジカ。
そのルーツは、鹿児島みたいです。
「金満王子が薩摩のシカを久場島に放した」と金城さん。
いまは天然記念物だけど、むかしは農作物を食い荒らす害獣で、島民が鹿狩りをしていたようです。
渡嘉敷にもいたそうですがこちらは完全駆逐に成功したのだとか。

害獣もいまでは天然記念物。
ときの流れを感じます。。。

金城さんの言っていたお話を見つけました。

首里王府編の「琉球国由来記(巻四)」(1713) には次のように記されているそうです。
崇禎年間 (1628~1640) に尚氏金武王子朝貞が薩摩からシカを持ち帰って慶良間の古場島(おそらく現在の久場島)に放したそうです。

【参考】「慶良間諸島のシカ」琉球大学理学部生物学科 伊澤 雅子

・阿嘉上布
こちらも初めて知ったのですが、「阿嘉上布」があったらしいんです。
とても細かく話してくれましたが、簡単にいうと、、、
むかしは流刑地だった阿嘉島。阿嘉に流刑された人が、阿嘉上布の技術を持ち帰ったのが八重山上布のルーツだそうです。
すっかり姿を消してしまった阿嘉上布。その存在すらきっとあまり知られていない。
なぜ途絶えてしまったのかか? どんな上布だったのか。。。気になります。

今日(2022年2月27日)の阿嘉島。前浜を車窓からパチリ。やっぱり冬よりも夏の海がいいなー。

飲むのが好き。
お酒自体が好き。
というのもあるのですが、飲んでいるとイロンナお話が聴けるのが好きなんですよね。(*^-^*)

来週も作業に行く予定しています。
今回はひさびさだったので、19時頃から晩ごはんを食べながら飲み始めて、部屋に戻ったら5時でびっくりでした(苦笑)
来週はもう少し早く寝よ(笑)

金城さんに合わせてフェリーで帰りました。
夕方4時にとまりんに入港。
いつもはお家までタクシーなんですが、ひさびさの青空で気候も良くて、元気もあったし荷物も少なかったので、てくてく歩いてゆいレールで帰りました。

家の近所。ツツジが咲いています。あー、もうそんな時期なんだぁ。

早くサバニおろして練習したいなー。
あと、暑くなったら海に行きたい!!
今年は「平船を下ろして遊ぼう♪」と言っているので楽しみです。

ちなみに、
冬はケラマジカは山にいます。
なので、今時期はあまり見掛けません。
来月あたりから下りて来るので、ケラマジカがワンサカ見れます。
&角を落とす時期なのに、運が良ければケラマジカの角が拾えますよー♪ o(^-^)o

 

今日もご愛読にふぇーでーびる☆
うまんちゅぬ あちゃー かふー うにげーそーいびーん。

みなさまに琉球弧のすべての神々のご加護がありますように☆

 

<しーぶん>
いまは山にいますが、ふだんはこんな感じ。
ケラマジカ、ふつーにいます。

ケラマジカ@阿嘉島(2021年7月31日撮影)

屋敷内にも入ってきちゃうケラマジカ。

めっちゃ貫禄あります。このケラマジカは少し人馴れしてるので近くでパチリ(2020年9月12日撮影)

もはや、
奈良公園!?!
って思うほど、ケラマジカがうじゃうじゃいます(笑)

阿嘉島のケラマジカ(2020年9月12日撮影)

ケラマジカの立派な角が拾えたらいいなー。

またやーたい♪ (^-^)/

ちゅうやジュウルクニチーやいびーん。旧暦16日(グソーソーグヮチ)

ちゅうやジュウルクニチーやいびーん。(今日は十六日でございます。)

「ジュウルクニチー」とは、旧暦1月16日のことで、「グソーソーグヮチ(あの世のお正月)」なんです。

とくに宮古・八重山が盛大で、一族がお墓に集まってご馳走を食べたり、三線を奏でたり、酒を酌み交わしたり。
ご先祖様や一族のみなさんと親交を深めます。

写真は2011年のジュウルクニチー(2011年2月18日)、那覇市の三重城(ミーグシク)のようすです。

三重城には、宮古や八重山といった離島の方たちが訪れて、自分たちの島の方に向かって遥拝されています。

本島はあまり聞かないなぁと思っていたけど、阿嘉島の弟分は、「自分の周りはみんなジュウルクニチーやってるよ」とのこと。
ちなみに、弟のところは本来は20ヶ所ほどお墓や拝所を回るそうですが、最近は4ヶ所にしているみたいです。
今年は桜を観に行くこともなく、仕事に追われています。
いまは泡盛酒造所の原稿とビジネスIT系の原稿に追われています。アタマの切り替えが大変。(>_<)

来る日曜は廿日正月です。
神事の準備もしなければなのですが、今日明日が原稿〆切の勝負です。
しにはんじゃーしていますが、ちばります(死にそうですが、がんばります)。

そして、
心穏やかに神事に臨めますように。

明後日、神事の準備で集まります。
辻廿日正月神事の斎行時間が決まりましたらご案内いたしますね。

今日もご愛読にふぇーでーびる☆

うまんちゅぬ あちゃー かふー うにげーそーいびーん。
みなさまに琉球弧のすべての神々のご加護がありますように☆

 

 

旧正月おめでとうございます☆ 粟国島だより

旧正月おめでとうございます☆

ハイタイ! ぐすーよー、ちゅううがなびら♪ (みなさま、こんにちは♪)
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那覇から、七海(ななみ)こと「ねこ」こと、店主・ミカ(安積美加・ASAKA MIKA)です。

粟国島だより

旧正月を盛大にお祝いする粟国島(あぐにじま)。
先ほど、粟国島のIさん&Tさんからお電話をいただきましたので、少しご紹介したいと思います♪ (*^-^*)

余談ですが、粟国島といえば。。。
ずいぶん前に、コザ(沖縄市)のシージャ方(目上の方)に、
「先日、粟国島へ行ってきました!」とお話すると、
「粟国島って聞いたことあるけど、どこにあるの?」といわれて、ちょっとびっくり。
「ほかの島に行ったことがない」「その島がどこにあるのかわからない」って先輩方がけっこういらっしゃって驚いたことがあります。(沖縄本島のシージャに多いかも)

地図の青丸が粟国島。那覇からフェリーで約2時間です。日帰りですと、島の滞在時間は約2時間ですので、ぜひお泊りでどうぞ。

粟国島は、旧正月を盛大にお祝いすることで知られています。
まだ拝見したことがないので、一度は伺ってみたいなーと思っています。

粟国島の旧正月

粟国島のIさん&Tさん(浜部落)からいただいたお電話で、先ほど(旧正の2022年2月1日)聞いたお話です。

■ 大晦日(トゥシヌユルー) … 平時は「マースヤー」(※1)と言う祭事が行われますが、今年は(「いり組」と「くし組」)クラブ(※2)だけで小さくささやかに行ったそう。Tさん、飲みすぎたーって(笑)

■ 旧1月1日 ウコーマーイ … 年始挨拶に親戚を廻ってお線香を立てて拝むそうです。←「ウコー(お香)マーイ(廻る)」ってことなんですね。

■ 旧1月2日 船起こし(フナオコシ) … 船主が安全祈願・大漁祈願を行うと思われます。というのも、「自分は船もってないから船買って!」とTさんが言っていたので ww

■ 旧1月3日 村おこし … 三味線・踊りで盛大に盛り上がるのだとか。「じゅり馬より派手で3~4倍の人数だよ!」とTさん。なぜ「じゅり馬」が出てきたんだろ!?(笑)

「今年は小さくしかやってないよ。儀式だけやってる」とTさん。
大晦日(トゥシヌユルー)の昨夜から飲みはじめて、朝から飲んで、お昼過ぎのお電話ではかなりいいあんべーでした(笑)
酔っ払ってのお電話で、会話は一部よくわかりませんでしたが、粟国島の空気を届けていただいて元気がでましたっっ♪  感謝です☆ o(^-^)o

2012年、粟国島取材時に撮影した「いり組クラブ」に飾ってあったクバガサ。お正月らしいおめでたい華やかな装飾が施されています。マースヤーで使うクバガサなのかもしれませんね。

※1 ・・・  粟国島の「マースヤー」
粟国島では、旧暦の大晦日の夜から翌元日の朝にかけて、「マースヤー」と呼ばれる祭事があります。
マースヤーは島の11ある字それぞれで行われ、各家を三線、太鼓、踊りで練り歩き無病息災、五穀豊穣を祈念するそうです。

コロナ禍で、去年(2021年)も今年(2022年)もマースヤーは中止だったそう。
コロナが落ち着いたら、ぜひ旧正月の粟国島に訪れてみたいなと思っています。

※2 ・・・ 粟国島の「クラブ」
粟国島は、東、西、浜と3つの集落があり、更に11の小字(こあざ)に分かれるとのこと。その各小字のことを「クラブ」と呼ぶそうです。
各クラブ(小字)ごとに、衣装や道具を保管している集会所があります。みんなが集まる集会所は、親睦を深める役割もしています。ちなみに、この集会所のことも「クラブ」と言っていたと記憶しています。
粟国島の「クラブ=小字=集会所」だと思います。たぶん、だけど。

粟国島の「クラブ」詳細は、下記ブログをどうぞ♪ (旧「ななろぐ」です。)

2012年の記事なのですが、
——-
粟国島は旧正を盛大にお祝いするそうで、学校も旧正三が日はお休み。
子どもたちもオトナも全員参加で島をあげて旧正を祝います♪
——-
と綴っていました。o(^-^)o

 

粟国島ウーグの浜(長浜ビーチ)

キャンプやしまうた取材で、数回訪れたことがある粟国島。
初めて粟国島を訪れたのは、バイクにキャンプ道具を積んで訪れた2008年。

最後に粟国島を訪れたのは2014年のキャンプです。

島の方たちの記憶力が素晴らしく、数年前に一緒に飲んだことも覚えていてくれたり(笑)
長らく訪れていないので、コロナが収まったら粟国にも訪れたいなー。o(^-^)o

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久米島「兼城十五夜」島唯一の獅子舞による厄払い神事

ぐすーよー、ちゅううがなびら(みなさま、こんにちは)☆ (^-^)/
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今日も快晴の那覇から、七海(ななみ)こと「ねこ」こと、店主・ミカ(安積美加・ASAKA MIKA)です。

相変わらず陽射しは厳しいのですが、涼風が吹くようになり、日の出はゆっくりに、日没は足早にと、南の島もようやく秋を迎えています。

さて、今夜は十五夜ですね。
今年は8年ぶりに満月
と同日となるそうで、全国的にもお天気に恵まれ、中秋の名月を愛でることができそうです。o(^-^)o

久米島「兼城十五夜」の「拝所まわり」。兼城のヌンドゥンチにて。【撮影】2019年9月13日/安積美加

十五夜の今宵、沖縄の島々のひとつ、久米島(くめじま)の兼城(かねぐすく)集落では、島で唯一の獅子舞が奉納される厄払いの神事が奉納されます。

200年以上前から続く神事は、雨が降ろうが槍が降ろうが、何があっても毎年十五夜に必ず奉納されてきました。

久米島「兼城十五夜」の「拝所まわり」。兼城御嶽のカミヤー(神屋)前にて【撮影】2019年9月13日//安積美加

2019年に取材させて頂きました久米島「兼城十五夜」について、沖縄CLIPにて<前編><後編>と綴らせて頂きました。
兼城の獅子舞は、久米島に現存する唯一の獅子舞です。
ぜひ下記コラムをご覧いただけましたら幸いです。
沖縄の獅子舞は内地の獅子舞と少し違いますので、そのあたりにもご注目いただけましたら。(*^-^*)

コロナ禍により、昨年も今年も「村あしび」は中止されていますが、今宵も厄払い神事「拝所まわり」は斎行されます。

久米島の獅子舞に想いを馳せて、コロナの収束と、来年の十五夜には兼城へ再び訪れることができることを願って、今宵は空を見上げたいと思います。

みなさまも良いお月見をなさってくださいね。(*^-^*)

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【沖縄離島スナップ】ケラマ諸島・阿嘉島

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今日は沖縄の離島・阿嘉島(あかじま)のスナップ写真をお届け致します。
阿嘉島は、那覇から高速船で1時間ちょっと。慶良間(ケラマ)諸島・座間味村(ざまみそん)の島のひとつです。

阿嘉島は、交番もない、信号もない、コンビニもないけれど、美しい海に抱かれたのどかな島です。


阿嘉島はサバニ・チームの拠点。もう数え切れないほど行っています。
でも、いつも海にいるか、チームの宿にいるか、動線が非常に限られていて、阿嘉島のことはあまりわかりません(苦笑)

珍しく、阿嘉島の集落内をほんのちょっとだけ散歩してみました。


学校は中学校まで。

校庭が芝生!! なんて贅沢! 羨ましいにゃ~。
沖縄の離島の校庭って、芝生のところが多いような気がしますが、県外はどうなのでしょう??

「コロナに負けるな がんばれ沖縄 がんばれ阿嘉島」

中には入らず、鳥居の外からパチリ。「龍神様を祀っている」と言っていたかなぁ。こちらで海神祭が斎行されるそうです。

何やら大きな樹が。気になって近くへ。


立派なベンチがいくつか並び、そばには「御殿(うるん)の木」と解説がありました。

「御殿」、内地だったら「ごてん」と発音するかと思います。
阿嘉島では(座間味村では?)、御殿は「うるん」と発音するようです。
沖縄本島(那覇・首里らへん?)は「うどぅん」と発音したりします。
沖縄県内、地域によって発音が違うのが興味深いです。

阿嘉島の「御殿(うるん)の木」。樹齢は推定400年以上。

子どもの頃から寺社仏閣、「侘び寂び」が大好きでした。← なかなか渋い趣味の子どもだったなぁ。
最近は加えて、巨木、巨石も気になっています。あ、苔も好きです。
海も山も、自然が好きなんです。あと歴史を感じられるところも。
ただし、めっちゃ刺されまくるので「ガジャン(蚊)」と「へ◯」は大嫌いの大の苦手です。

歩かない島でひさびさに少し歩いて、プチ旅した気分♪
やっぱ、歩かないと。ですね。(*^-^*)

他愛もないお話に最後までお付き合いいただきありがとうございました☆
今日もご愛読にふぇーでーびる☆

うまんちゅぬ あちゃー かふー うにげーそーいびーん。
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