2021年の「サバニ帆漕レース」も中止に

とても残念ですが、、、

今年2021年の「サバニ帆漕レース」も中止が決定しました。(T_T)

めっちゃ残念。。。

「じゅり馬まつり」も中止。
「サバニ帆漕レース」も中止。

秋の宮古島「なりやまあやぐまつり」は何とか開催できますように。

 

早くコロナ禍が収束しますように。

斎場御嶽と久高島

ぐすーよー、ちゅううがなびら(みなさま、こんにちは)☆ (^-^)/
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気持ち良いうりずんの季節の那覇から七海(ななみ)こと「ねこ」こと、店主・ミカ(安積美加・ASAKA MIKA)です。

表題の写真2枚。おそらく2017年に撮ったかな~と思う写真です。
フォルダにあったのをたまたま見つけたのですが、最近は久高島も斎場御嶽もご無沙汰しており、懐かしく思い。のご紹介です。o(^-^)o

斎場御嶽から久高島を望む

 

斎場御嶽にて

真っ青な空や白い雲が沖縄らしいとも思いますが、拝所や聖域は雨や曇り空もいいなぁ、と思ってみたり。

たまには南部にも出掛けたいな。

今日もご愛読にふぇーでーびる☆
うまんちゅぬ あちゃー かふー うにげーそーいびーん。
みなさまに琉球弧のすべての神々のご加護がありますように☆

大城冷蔵庫(おおしろれいぞうこ)

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いきなりですが、表題です。

突如登場した「大城冷蔵庫」。

ナンノコッチャ!?

とお思いになるかと思います。

 

「大城冷蔵庫」とは、沖縄本島の友人のペンネームです。

20年近く前の話ですが、大城冷蔵庫のおうちに行くと、壁には「教育勅語」が貼ってありましたし、『日本書紀』や『延喜式』なども読み込んでいるという、かなりユニークな生粋のウチナーンチュです。(恥ずかしながら、ねこが『延喜式』を知ったのは大城冷蔵庫からです)

本日も、

「うちの会社もそうだけど、沖縄は決算5月のところが多いよ。
なぜなら本土復帰が5月15日だから」

とか、

「沖縄は神仏習合してないからよ。
内地では考えられないと思うけど、お寺にも豚肉の入った重箱を持って行くからよ。
重箱にお餅やら果物やらも持参して供えて、ビンシー(携帯用御拝道具)置いて、お寺のなかでもふつうに沖縄式で拝んでいるからよ」

「それってお寺の方は何も言わないの?」

「たぶん最初の頃は言っていたと思うよ。けど、言ってもやめないし、いまはもう何も言わんみたい。
沖縄は古い形が残っていて、それをいまでも継承している。沖縄は古代日本のままなんだよ」

などなど、
大城冷蔵庫の話は、ありくり“沖縄ならでは”が知れて、ねこにはとても興味深いものです。

「せっかくなので大城冷蔵庫の話を沖縄ジョートー市場でいろいろ綴ってよ!」
とお願いしてみました。

大城冷蔵庫が「原稿用紙に書いて投函するよ。」と言ってくれているので、(いつになるかわかりませんが)原稿が届いたらご紹介したいと思います。o(^-^)o

教育勅語【出典】明治神宮公式サイト

 

以下余談です。

下記画像は大城冷蔵庫とのLINEのやりとりです。
「むかし大城冷蔵庫のおうちに貼ってあった教育勅語はいまでも貼っているの?」と質問した続きからです。
ちなみに、大城冷蔵庫のお子さまたちは小学生(低学年~中学年)です。

 

大城冷蔵庫や地誌研究のS氏などなど、人とお話することは(メール&LINEも含め)、ほんっと楽しいです。o(^-^)o
出会いご縁に感謝☆

いまご覧いただいているあなた様も、
星の数ほどあるサイトのなかから、沖縄ジョートー市場をご利用いただいたり当ブログをご覧いただき、
ありがたい出会いご縁だと思っています。

本日もご愛読にふぇーでーびたん☆

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みなさまに琉球弧のすべての神々のご加護がありますように☆

 

2021年の大宜味村喜如嘉オクラレルカお花見頃予報

早いものであれからもう一年。
今年もオクラレルカの季節がやってきました。(*^^*)

昨年2020年のオクラレルカです。

2021年の大宜味村喜如嘉のオクラレルカの見頃は4月10日頃だそうです。

 

昨年2020年のオクラレルカです。

 

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沖縄ジョートー市場
店主・安積美加

 

癒やしの「イワヒバ」♪(たぶん。ですけど)

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那覇は昨日から風が強く、少し肌寒いくらいです。ワカイビーサ(別れの寒さ)なのかな。

ここのところ、何かとぐまーゆーじぐゎー(小さな用事)で忙しく、サーサーしています。
落ち着かねばー。(>_<)

ということで、
今日はねこの癒やしのひとつをご紹介したいと思います。o(^-^)o

去った3月10日、大里(おおざと)のKさんのおうちへ初めてお邪魔させて頂きました。
集落で2番目に古いというウチナーらしいお屋敷には、立派なブーゲンビリアが咲き乱れておりました。(*^^*)

Kさんからオオタニワタリ付きのブーゲンビリア、とても状態の良いフーチバー、立派なサンニン etc…を頂いて帰ったのですが、なかでも、一目惚れして頂いたのがコチラ(↓)です。
「名前はわからないけど、母のお家の庭にいっぱいあるから持って帰っていいよ~」と言って頂きました。o(^-^)o

Kさんから頂きました。たぶん、「イワヒバ」です。掌に乗るくらいの小さな鉢なんです。でも、存在感あるんですよ。ねこは苔フェチなのもありますが、ちょっぴり盆栽チックで、素朴で可愛い緑に惹かれました。(*^^*)

ずっと気になっていた名前を、昨夜ようやく調べてみました。
いまや便利な世の中で、植物の写真をスマホで撮ってアップすると、この植物はおそらく○○ですよー、みたいに教えてくれるアプリがあるんですよね。

ちなみに、ねこが使ってみたアプリ名は「PlantNet」です。
写真を撮ってアプリで検索すると、「Selaginella tamariscina」が95%と出てきました。
「Selaginella tamariscina」を検索してみると「イワヒバ」でした。o(^-^)o

イワヒバは愛好家も多く、巻柏と書いて「いわひば」と読む、「日本巻柏連合会」という会もあるみたいです。

日本巻柏連合会サイトによりますと、巻柏は江戸時代から愛好家が栽培し続けている古典園芸植物で、200種類以上の品種が登録されているのだとか。とても人気があるのですね! (*^^*)

沖縄では、沖縄本島北西部に位置する伊是名島(いぜなじま)の「伊是名城跡のイワヒバ群落」が、1958年(昭和33年)1月17日に沖縄県の天然記念物に指定されているようです。 ← あ~、ひさびさに伊是名も行きたいなぁ。

Kさんのお母様はヤンバルのある集落のノロでした。
ねこ的には不思議なご縁を感じ、大切に育てよう、という想いを一層強く持っています。

というわけで、
イワヒバにお水をあげながら、癒やされながら、今日もがんばります。o(^-^)o

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辻研究コトハジメ

みなさま、こんばんは☆ (^-^)/
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奥深い辻研究(1672年創建。現在の那覇市辻)を少しずつ進めています。
お天気に恵まれた昨日のお昼は、勉強会で辻・若狭界隈をホロホロと歩きました。

けっこうな日差しのなかを歩き廻り、昼下がりにカオを出したところでは、
「今日は暑いのにずっと歩いてたの?! ねこさん焼けてますねー。カオ赤いですよ!」と言われてしまいました(苦笑)

那覇市辻にて。1694年、那覇で製塩をはじめた「塩浜親雲上芝香」の御拝領墓があったと伝えられているところです。とは言え、「10・10空襲」によって何の跡形も面影もありません。詳細は別サイトで準備しております。

何度も通っていても気付かない、知らないコトがたくさんありました。
歴史とは本当に奥が深いです。

波上宮のこと

ねこの辻調査研究の根っこは神事です。

辻のすぐそばの「波上宮」は、若狭とは言えども決して避けられません。
これまで幾度も足を運んだことのある波上宮で、昨日初めて知ったことがふたつありました。

1.波上宮の正式な入口がひっそりと残っていること。
いまは樹々に覆われて使われていないようですが、三段づくりになっていました。

2.波上宮には特別な神域があること。
「波上宮には申請許可制の特別な神域がある」というお話はチラリと聞いておりました。
ご縁があればいつかご挨拶できるだろうと思っていましたので、とくに聞いて回ったり調べたことはありませんでしたが、昨日は時節、ご縁を頂いたようで、地元研究者S氏のご案内で、初めてお参りさせて頂きました。
写真を撮ることは気持ち的に憚られたので今回は撮っていませんが、とても気持ちの良い神域でした。

辻研究を残す場、発信する場として

神事を根っこに、辻に関することを研究するにあたり、新たにサイトを立ち上げようと考えています。
サイト内に『用語集』のページがあったら良いかな~と思い、順不同で『略式口承用語集』と題したページに思いついたことを書き留め始めました。

「ヤマト」という言葉は日常的に使っていますが、「ウフヤマト」という言葉は昨日はじめて知りました。

「ヤマト」=「日本」だと思っていたのですが、少なくとも、辻の姉さんたちにとっては、そうではありませんでした。

「ヤマト」=「薩摩」、「ウフヤマト」=「日本」と明確に分けて使っておられたようです。

いまチラッと「ウフヤマト」をググってみたら、下記のような記述が見つかりました。

大和(やまと)

一般的には沖縄からみた日本本土のこと。琉球王朝時代には大和は薩摩を指し、日本全体のことをウフヤマト(大大和)と称した。中国から来た冊封使にも知られ、徐葆光『中山伝信録』に記されている。
【出典】『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行

琉球王朝時代には、「ヤマト」と「ウフヤマト」、明確に分けていたようですね。
まだまだまだまだねこは勉強不足です。(>_<)

ただ、辻の姉さんたちがごく最近まで、「ヤマト」と「ウフヤマト」を使い分けていたというエピソード。
なんだか辻らしいなぁと思いました。

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オススメの民謡居酒屋「遊処 永楽」さん@沖縄県那覇市の栄町

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辻旧廿日正月神事を今年も無事に奉行させて頂き、ほっと一安心。
ちょっとは余裕できたかな~、と思ったのも一瞬のことで、やること一杯。アタマぐるぐる気味です(苦笑)

アタマぐるぐる~してばかりいたら大変なので、
息抜きも必要よねー。
ということで、
今日は那覇市栄町でオススメの民謡居酒屋「遊処(あしびどぅくる) 永楽(えいらく)」さんをご紹介いたします。o(^-^)o

2005年開業の「永楽」さん。
噂で聞いたことはありましたが、初めて訪れたのは割と最近です。
居酒屋さん、ライブハウス、民謡クラブ、民謡スナックなど、沖縄には民謡を聴かせてくれるお店はたっくさんあります。
そんななか、永楽さんは、七海の知っている宮古(宮古島)の居酒屋さんと重なるなぁということで親近感大!
その理由は次の3点です。

七海が栄町@沖縄県那覇市の「遊処 永楽」さんをオススメする理由

    1. 多くのお店がステージでマイク&スピーカーを通して民謡ライブをされているなか、「永楽」さんは、ステージもなくてマイクを介さない、“生の唄声と三線”だから! → ナマがいいんです♪
    2. 近所の仲間が集まったような“沖縄の暮らし”がそのままある感じが良いです。 → ゆる~いアットホームな感じがGood♪
    3. お店側とお客様側、常連さんも初めての方も、とにかく、垣根がない感じ♪ → 一見さんもお一人様も楽しめます☆

詳しくは下記記事をご覧ください。

※コロナ禍ということで、2人以上いっしょに写っている写真は掲載できず、なんだかクールな雰囲気になっていますが、実際はとても和気藹々としています。o(^-^)o

 

お店のオリジナルTシャツかと思ったら・・・(笑)

 

実は、
最近、
これまでしなかったような、
考えられないようなミスを連発している七海です ・・・。
ほんと参るなぁ。。。(>_<)
自信なくす。。。(T_T)
ところですが、、、

泣きながらでもがんばります!!

何があっても、
生きていくしかないからね。

今日もご愛読にふぇーでーびる☆
最後までお読み頂きありがとうございました。

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2021年(令和3年)那覇市辻「じゅり馬まつり」中止のお知らせ

たびたびご案内しておりますが、改めてお知らせさせていただきます。

2021年(令和3年)那覇市辻「じゅり馬まつり」は(コロナ感染拡大防止策のため)中止です。

※「じゅり馬まつり」は、旧廿日正月神事(旧暦1月20日)後、毎年新暦3月最終日曜日に開催が予定されております。

昨年2020年は、辻、若狭、久米の旗頭もご参加いただく予定でとても楽しみにしておりましたが、コロナ禍で見送られました。
そして、大変残念ですが、今年も見送らざるを得ない状況との判断で、中止となりました。
来年2022年は華々しく、賑やかに開催できますよう祈っております。

うまんちゅぬ あちゃー かふー うにげーそーいびーん。
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那覇三大祭りのひとつだった昭和時代の「じゅり馬まつり」

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雨の那覇から七海(ななみ)こと「ねこ」こと、店主・ミカ(安積美加・ASAKA MIKA)です。

残念なことに、2020年に続き、コロナ感染拡大防止のため、2021年の「じゅり馬まつり」も中止となりました。

かつて「じゅり馬まつり」は、「那覇大綱挽」と「那覇ハーリー」とともに、那覇の三大祭りとして人気を博しておりました。
しかし、紆余曲折あって、現在は上江洲安明(うえず・あんめい)理事長の強い信念によって、一般財団法人辻新思会(つじしんしかい)が開催を続けております。

今日は、昭和時代の「じゅり馬まつり」がどんな立ち位置であったのかをご紹介したいと思います。


「じゅり馬まつり」は戦争で一時途絶えたものの、料亭「松乃下」の上原栄子(うえはら・えいこ)さんを中心に、辻の有志たちの熱意によって、1953年(昭和28年)3月5日に見事に復活しました。
この年は、戦禍に見舞われた波上宮の御本殿と社務所が再建されているのも、ねこ的にはご縁を感じます。

昭和62年開催「那覇旧廿日正月祭り」(じゅり馬まつり)

昭和62年に開催された「那覇旧廿日正月祭り」(じゅり馬まつり)のパンフレットには、昭和62年は2月21日(土)・22日(日)の2日間にわたっての開催されていたことが記されています。
こちらのパンフレットから一部抜粋して、当時のじゅり馬まつりがどのような位置づけであったかをお届け致します。

那覇旧廿日正月祭り
■日時 昭和62年2月21日(土)・22日(日)
■場所 那覇市辻町
●主催 那覇旧廿日正月祭り実行委員
●後援 那覇市・那覇市観光協会・那覇商工会議所
●協賛 沖縄タイムス・琉球新報・NHK沖縄放送局・琉球放送・沖縄テレビ・ラジオ沖縄・FM沖縄(順不同)


那覇旧廿日正月祭り実行委員会会長・上地敏一氏『ごあいさつ』より一部抜粋
那覇旧廿日正月祭りにおいても企業のOLや女子学生達の積極的な参加により年とともに規模を拡大し名実ともに那覇の三大祭りとして、健全な市民の祭りとして定着してきたことを皆様方ともども喜びたいと思います。これからも内外に広く楽しめる要素を開拓し、古き良きものは残し、あわせて地域社会の発展と融和をはかり内容の充実した祭りに致したいと思います。

那覇市長・親泊康晴氏『祝辞』より一部抜粋
皆様方もよく御承知のとおりこの、「那覇旧廿日正月祭」は、三百有余年の伝統と歴史をもつ由緒ある祭りで、勇壮な「那覇大綱挽」や「那覇ハーリー」に対し、優美さ華麗さを代表する那覇の名物行事であります。
・・・本祭りは、那覇市の観光資源としても貴重な財産として観光振興に大きく貢献しているところであり、市といたしましても本祭りの継承発展のため協力してゆきたいと思います。

沖縄県知事・西銘順治氏『祝辞』より一部抜粋
那覇三大祭りの一つとして、長い間市民に親しまれてきた「じゅり馬まつり」が伝統行事のより一層の発展を期して、このたび名称を「那覇旧廿日正月祭り」と一新して、地域婦人会、子供会、商店街の方々の参加のもと新春最大のイベントとして開催されるに至りましたことは誠に喜ばしい限りであります。

那覇の三大祭りとして2日間にわたり、OLさんや女学生、子供会、婦人会も参加されて、これほど盛り上がっていた「じゅり馬まつり」。

それが、まことにたいへん遺憾なことに1988年(昭和63年)のまつりを最後に、1989年(昭和64年/平成元年)以降中止に追いやられてしまいました。
中止に追い込まれた要因は、ある女性たちを中心とした団体の猛反対だったと伺っています。(団体名や女性のお名前も伺っておりますがここでは伏せておきます。)

花街・辻の創建は1672年。「じゅり馬まつり」が始まった年代は定かではありませんが、300年ほどの歴史を有するであろうと推定されています。
「じゅり」とは、祭祀をこころの拠り所として花街・辻で暮らし、“義理・人情・報恩”に生きた女性のことです。
「じゅり馬まつり」を否定することは、歴史ある伝統祭事の破壊、じゅりたちの存在を否定し無視することですから、とても、残念です。

2000年2月27日(日)、財団法人辻新思会(つじしんしかい)によって、12年振りに復活を果たした「じゅり馬まつり」。
現在は、大変強い信念をお持ちの上江洲理事長を中心に財団(辻新思会)が開催を続けています。
(ちなみに、2000年に開催されたじゅり馬まつりには約1千万!の経費がかかっていたようです。あぎじゃびよー。)

ねこ的には昭和のように、地域の方々の参加と応援、那覇市・観光協会等の後援があった頃の「じゅり馬まつり」に復興できたらなぁ、と個人的に願っています。

そのためにも、辻のねーさん(じゅり)たちのこと、辻のことを少しずつでも、もっと広く、多くの方に知っていただけたら、と思っています。

今年は少しずつ、良い方向へ動き始めていると確信しています。
去った廿日正月神事の後、20年余り辻を研究されている方と再会できましたし、現在の辻自治会長さん(女性の方です)と偶然隣席となってお話することができ、「じゅり馬まつり」を応援しますとおっしゃってくださいました。

ビンシーの文字を見つけたことをきっかけに、ねこはこの一年、辻について重点的に、真剣に調査研究しようと思っています。
辻の情報をお持ちの方はぜひお知らせ頂けましたら幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。
今日もご愛読にふぇーでーびる☆

素敵な週末をお過ごしください☆o(^-^)o

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辛丑2021年の那覇市「辻旧廿日正月神事」無事、奉納いたしました☆

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おかげさまで、一昨日(2021年3月3日)、辛丑2021年の沖縄県那覇市「辻旧廿日正月神事」無事奉行いたしました☆

今年は、ムラヤー13時集合。
神事のための最終準備を手分けして行いました。

辻村に伝わるふたつのビンシー


かつて辻は、「上村渠(ウィンダカリ)」と「前村渠(メーンダカリ)」のふたつの集落から構成されていました。
その名残で、辻のムラヤーには2つのビンシー(携帯用御拝道具)が継承されています。
泡盛、花米(洗っていないお米)、アライミハナ(洗い米)を供えたふたつのビンシーを並べて一緒に御拝をいたします。
※御拝の方法やビンシーの中身は、各村、各家庭、各個人によって異なります。

ビンシーの歴史について紐解いてみると、ビンシーは「近世に考案され一般的に用いられるようになった。」(【引用】『沖縄大百科事典』沖縄タイムス社)とあります。
ちなみに、「沖縄の近世」とは、「近世琉球(1609年~1879年の「琉球処分」まで)… 薩摩の武力による侵略で、「幕藩体制下の異国」として位置づけられる。」(【出典】『琉球・沖縄史』新城俊明)と、高等学校の教科書で紹介されています。

辻は、尚貞王時代の1672年、羽地朝秀によって創建されました。いまから約350年前にあたります。
上村渠と前村渠の2集落が存在していたことは確かなのですが、いつ頃できて、いつまであったのか、その辺りのはっきりとしたことは現時点では解明されていません。

辻村のふたつのビンシーは、かなり年季の入ったビンシーです。

10・10空襲( 1944年10月10日、米軍が南西諸島全域を爆撃)を受けた辻は、壊滅してしまいました。
でも、神事に使われていたビンシーは大切に抱えられ、戦火を逃れていまに継承されている。
と信じたい気持ちがねこにはあります。

那覇市「辻旧廿日正月神事」辻御拝廻り

  1. 鏡寺(カガンヌウティラ)
  2. 志良堂御嶽(シラドウウタキ)
  3. 祝女の井戸(ヌールガー)
  4. イシカブイ
  5. 軸(ジク)
  6. 辻御嶽 開祖の祠
  7. 辻開祖之墓
  8. 火の神(ヒヌカン)

詳細は下記をどうぞ。

準備が整い、14時頃ムラヤーを出発いたしました。
コロナ禍ですので、同行人数は昨年より少し控え気味です。
見学者の方も、ごくごく少数でした。

少し風が強いけれど、お天気は晴れ。
途中、日差しが強くなり、暑くなりました。
雨でなくてよかった。


辻のムラヤーから歩いて廻ります。
途中、ちょっとした階段を上る拝所もあります。
ご高齢の方は階段を上がらず、下で待っていらっしゃる方のお姿もありました。


すべて歩いてまわり、約90分ほどで神事は滞りなく奉行できました。
今年も無事に奉納させて頂き感謝です。
いっぺーにふぇーでーびたん。
これからも、お守りお導きください。


ムラヤーに戻ると、くわっちーが待っていました。

すみません。
今日は2時間しか寝てなくて、もう限界みたい。(>_<)

今日はこの辺でぐぶりーさびら(失礼いたします)。

本日もご愛読にふぇーでーびたん☆
素敵な週末をお過ごしくださいね。

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