2025年も残すところ5日。
今年一年を振り返る時間となりました。
この年齢になると、お別れの会に参列することが増えてきました。
宮古や八重山など、離島からも「◯◯さんが旅立った」とご連絡をいただきます。

八重山では、とぅばらーま大会チャンピオンにも輝かれた、勤勉で謙虚な唄者の平良昌裕さんが旅立たれました。
宮古では、友利の伝統芸能・文化をこよなく愛し、長年「なりやまあやぐまつり」を支えてこられた川満忠勝さんが旅立たれました。
島の伝統芸能や文化を守り抜いた大先輩方、そして、島の恵みを慈しみ育てた大切な仲間。
2025年は、沖縄の宝物のような方々との別れが重なりました。
沖縄では、沖縄ジョートー市場を「無農薬の島バナナ」、「限りなく無農薬に近いマンゴー」と長年支えてくださった「ケンちゃんマンゴー」の生産者・ケンちゃん(仲間堅一郎様)が享年51歳という若さで旅立たれました。

マンゴーの収穫が一段落した8月下旬にケンちゃんの農園を訪れ、「来月みんなで飲もうね」と笑顔で約束した矢先のことでした。
ケンちゃんはまだお若く、あまりにも突然過ぎて、信じられませんでした…。
告別式にはたくさんの方がケンちゃんを見送りにいらしていました。
ケンちゃんのご家族、親しい方々、ケンちゃんといっしょに沖縄ジョートー市場を支えてくださる仲間、私も、みんなが想いを消化できず、季節が流れていきました。
ケンちゃんマンゴーを毎年楽しみされているお客様へ、すぐにお伝えすべきか悩みましたが、あまりにも突然のことで…、想いもことばもまとまらず、ご報告が年末になってしまいましたこと、深くお詫び申し上げます。
ケンちゃんが情熱を注いで育てたマンゴーは、多くの方に笑顔を届けてくれました。これまでの多大なる尽力に心から感謝し、謹んでご冥福をお祈りいたします。

令和7年に旅立った方々へ感謝を込めつつ、こころより御冥福をお祈りいたします。
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