ケンちゃんが語る沖縄のマンゴー状況(現在時点)

2025年7月16日(水)午後1時、沖縄県本島「あがりマンゴー」生産者・ケンちゃんのところへ行ってきました。
山間部のハウスで収穫したマンゴーを運び込み、選果して、箱詰め、出荷する平地の作業場で待ち合わせです。

今年の沖縄県産マンゴーはゆっくりめ

今年の沖縄の春は珍しく気温が上がらず、3月~4月は気温20℃を下回る寒さでした。
「今年は5月でもクーラーつけなかったからね。朝晩は寒いくらいだった。珍しい」とケンちゃん。
本来暖かな時期が寒い。この異例の寒気が今年のマンゴーの生育に影響しているかと思われます。
名護には「今年はマンゴーの実がひとつもつかなかった!!」という泣くに泣けない農園もあるそうです。

今年のマンゴーは沖縄県全体的にゆっくりめ。
市場にもまだマンゴーが例年ほど出回っておらず高値をつけているそうです。

初物や出始めはマンゴーに高値がつきます。
高値がつくので市場にマンゴーがたくさん流れてきます。
市場に大量のマンゴーが入ると値段が下がりはじめ、やがて落ち着きます。

市場価格がこの時期でまだ高いということは、ほかの地域も今年は熟むのが遅いという見立てです。

あがりマンゴーのお届けは7月下旬~8月予定

「まだ熟んでない。前に来たとき(6月23日)は7月10日頃に熟むと思ってたけどなぁ。
例年なら今頃がピークだけど、今年は本当に読めない。15年やっててこんなのは初めてだよ。
たぶん7月末くらいに熟むんじゃないかなぁ」とケンちゃん。

「6月に来たときと変わってないよ。だからハウスは(見なくても)いいんじゃない?」。
たぶんに、ケンちゃんは「6月と変わらないハウスを見せるのは申し訳ないなぁ」と思っているのでしょう。
あがりマンゴーの生育が予想よりゆっくりなことから、ケンちゃんの山間部ハウスの視察は今回は見送りとなりました。

「7月末くらいに熟むと思うよ。そうでないと困る。怖い。
チビ(おわり)が読めないと来年に影響するからね。
熟む前に台風が来なければいいけど」

例年8月10日がチビ(おわり)という「あがりマンゴー」。
今年は収穫見込み数量も少なく、いつもより熟むのが大幅に遅れているため、ケンちゃんは例年以上にシワ(心配)して焦っている感じ。
でも、別れ際には笑顔を見せてくれました。

マンゴー、青果は自然の恵み。天候ばかりはどうしようもありませんから。焦らなくてもいいから。
沖縄ジョートー市場のお客様はみなさま理解ある良いお客様です。
焦らず、「あがりマンゴー」を見守って、おいしい頃合いに収穫・出荷しましょうね。ケンちゃん。

お届けまでいましばらくお待ちねがいます

今年はこのような状況で、例年よりゆっくりなお届けとなります。
ケンちゃんのあがりマンゴーは最良の状態で収穫・出荷いたします。
出荷の際にメールにてご案内さしあげます。
「あがりマンゴー」お届けまで、いましばらくお待ちくださいませ。





コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

Comments are allowed only in Japanese. / 日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。

関連記事

error: Content is protected !!