沖縄を代表する教訓歌(沖縄民謡)に登場する「てぃんさぐぬ花」@那覇市

ぐすーよー、ちゅううがなびら(みなさま、こんにちは)☆ (^-^)/
本日も沖縄ジョートー市場店主ブログへお越しいただきありがとうございます♪
&いつも沖縄ジョートー市場をご愛顧いただき、まことにありがとうございます☆
那覇から七海(ななみ)こと「ねこ」こと、店主・ミカ(安積美加・ASAKA MIKA)です。

ここ数日、那覇は快晴続き♪ 気持ちの良い日が続いています(^-^)/
去った木曜の夜から旦那が実家に帰っているので、寂しくひとり。
島に行こうかなぁとも思いつつ、辻廿日正月神事に向けて確認したいこともあって、けっきょく毎日、ゆいレールで旭橋にある県立図書館へ調べ物に行っていました。

さて表題です。
本日は、「てぃんさぐぬ花」をご紹介いたします。

沖縄を代表する教訓歌「てぃんさぐぬ花」は、やさしい旋律が美しい沖縄民謡です。
「てぃんさぐ」とは「ホウセンカ」のこと。
むかしの子どもたちは、沖縄でも本土でも、ホウセンカの花をマニキュアのように爪に塗って遊んでいたようです。


「てぃんさぐぬ花」

てぃんさぐぬ花や 爪先に染みてぃ 親ぬ諭し事や 肝に染みり

<うちなーグチ> てぃんさぐぬはなや チミサチにすみてぃ ウヤぬユシグトゥヤ チムにすみり
<大意> ほうせんかの花(鳳仙花)は爪に染めるけれど、親の言葉(教え)は心に染めなさい

天ぬ群星や 読みば読まりしが 親ぬ諭し事や 読みやならん
<大意> 天の群星は数えようと思えば数えることができるけれど、親の言葉(教え)は数えることができません

夜走らす船や 子ぬ方星目あてぃ 我ん産ちぇる親や 我んどぅ目あてぃ
<大意> 夜を走る船は北極星を頼りに航行するけれど、私を産んでくれた親はずっと私を見守ってくれている

店主・安積美加はかつて、沖縄観光情報サイトの先駆けであるJTA(日本トランスオーシャン航空)提供『美ら島物語』で、沖縄県内島々に伝わる「しまうた」(民謡)について連載させて頂いておりました。
連載中、島々の唄者さんたちとの出会い、ご縁をいただき、しまうた連載を担当させていただいたことは、こころから感謝に尽きず、一生の宝物です。

「てぃんさぐぬ花」は第2回目にお届けいたしました。
サイトには、「2011.02.28 掲載」とありますので、ちょうど10年前になります。

第2回の思い出のひとつが、取材中、“てぃんさぐぬ花になかなか出会えなかった”ことです。

“これほど親しまれている教訓歌にまでなっているのだから、てぃんさぐぬ花はたやすく見つかるだろう”
と思い、記事のなかでホウセンカの花の写真を掲載したいと考えたのです。
が、聞けど探せど、ホウセンカの花、てぃんさぐぬ花はなかなか見つかりませんでした。
当時、かなり探し回ったと記憶しています。

記事のなかで、

「多くのウチナンチューが『てぃんさぐぬ花をすっかり見かけなくなった』と話していることをお伝えすると
『忙しさのなかでてぃんさぐぬ花がないことすら気付かない自分たち。
今回のてぃんさぐぬ花は、島の人が忘れかけているものを思い出すチャンスだと思います。』」

というくだりがあるのですが、事実、てぃんさぐぬ花は、むかしより見掛けなくなっていたのでした。

てぃんさぐぬ花の群生。沖縄県那覇市金城「がじゃんびら公園」付近にて。【2021年2月撮影】

あれから10年近くが経ったある日、今度はフーチバー(ヨモギ)を探し回っているときに、偶然、てぃんさぐぬ花の群生をみつけました。

てぃんさぐぬ花(ホウセンカの花)の群生を見つけたのは、那覇市金城(かなぐすく)にある「がじゃんびら公園」です。

正直、後にも先にも、これほどてぃんさぐぬ花(ホウセンカ)が生い茂っている場所をみたことがありません。

てぃんさぐぬ花の群生を発見したときは、かつて取材中にてぃんさぐぬ花を探し回っていたことを思い起こしつつ、明るい気持ちと嬉しさがこみ上げて来ました。

沖縄民謡「てぃんさぐぬ花」の花に登場するてぃんさぐ(ホウセンカ)ぬ花。1ヶ所に赤紫、朱色、白、三色ものてぃんさぐぬ花が咲いていました。【沖縄県那覇市金城「がじゃんびら公園」付近にて。2021年2月撮影】

取材中に伺ったエピソードのなかに、

「おばぁが住んでいる屋敷にはてぃんさぐぬ花が必ずと言っていいほどありましたが、いま思えば、孫たちが遊ぶためにおばぁが草取りをしたり手入れをしていたのかもしれません。」

とおっしゃった方がいらっしゃいました。

てぃんさぐぬ花を眺めていると、ふと、
“てぃんさぐぬ花をみると、沖縄民謡「てぃんさぐぬ花」が思い起こされ、やさしい気持ちになれるのかもなぁ”
という思いに至りました。

がじゃんびら公園に咲いているてぃんさぐぬ花の群生。

ひょっとしたらこの群生のはじまりは、

“めっきり見掛けなくなったてぃんさぐぬ花を見ていただいて和んでもらう。

教訓歌「てぃんさぐぬ花」を思い出してもらえたらいいな。”

と、こころ豊かな方が、一株のてぃんさぐぬ花を植えたことが始まりなのかもしれません。

沖縄民謡「てぃんさぐぬ花」をご紹介しております『恋ししまうたの風』第2回「てぃんさぐぬ花」では、「てぃんさぐぬ花」に纏わるみなさんの心あたたまる素敵なエピソードもご紹介しております。ぜひご覧ください。

今日もご愛読にふぇーでーびる☆

うまんちゅぬ あちゃー かふー うにげーそーいびーん。
みなさまに琉球弧のすべての神々のご加護がありますように☆

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