ぐすーよー、ちゅううがなびら(みなさま、こんにちは)☆ (^-^)/
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那覇から七海(ななみ)こと「ねこ」こと、店主・ミカ(安積美加・ASAKA MIKA)です。
おかげさまで、一昨日(2021年3月3日)、辛丑2021年の沖縄県那覇市「辻旧廿日正月神事」無事奉行いたしました☆
今年は、ムラヤー13時集合。
神事のための最終準備を手分けして行いました。
辻村に伝わるふたつのビンシー
かつて辻は、「上村渠(ウィンダカリ)」と「前村渠(メーンダカリ)」のふたつの集落から構成されていました。
その名残で、辻のムラヤーには2つのビンシー(携帯用御拝道具)が継承されています。
泡盛、花米(洗っていないお米)、アライミハナ(洗い米)を供えたふたつのビンシーを並べて一緒に御拝をいたします。
※御拝の方法やビンシーの中身は、各村、各家庭、各個人によって異なります。
ビンシーの歴史について紐解いてみると、ビンシーは「近世に考案され一般的に用いられるようになった。」(【引用】『沖縄大百科事典』沖縄タイムス社)とあります。
ちなみに、「沖縄の近世」とは、「近世琉球(1609年~1879年の「琉球処分」まで)… 薩摩の武力による侵略で、「幕藩体制下の異国」として位置づけられる。」(【出典】『琉球・沖縄史』新城俊明)と、高等学校の教科書で紹介されています。
辻は、尚貞王時代の1672年、羽地朝秀によって創建されました。いまから約350年前にあたります。
上村渠と前村渠の2集落が存在していたことは確かなのですが、いつ頃できて、いつまであったのか、その辺りのはっきりとしたことは現時点では解明されていません。
辻村のふたつのビンシーは、かなり年季の入ったビンシーです。
10・10空襲( 1944年10月10日、米軍が南西諸島全域を爆撃)を受けた辻は、壊滅してしまいました。
でも、神事に使われていたビンシーは大切に抱えられ、戦火を逃れていまに継承されている。
と信じたい気持ちがねこにはあります。
那覇市「辻旧廿日正月神事」辻御拝廻り
- 鏡寺(カガンヌウティラ)
- 志良堂御嶽(シラドウウタキ)
- 祝女の井戸(ヌールガー)
- イシカブイ
- 軸(ジク)
- 辻御嶽 開祖の祠
- 辻開祖之墓
- 火の神(ヒヌカン)
詳細は下記をどうぞ。
準備が整い、14時頃ムラヤーを出発いたしました。
コロナ禍ですので、同行人数は昨年より少し控え気味です。
見学者の方も、ごくごく少数でした。
少し風が強いけれど、お天気は晴れ。
途中、日差しが強くなり、暑くなりました。
雨でなくてよかった。
辻のムラヤーから歩いて廻ります。
途中、ちょっとした階段を上る拝所もあります。
ご高齢の方は階段を上がらず、下で待っていらっしゃる方のお姿もありました。
すべて歩いてまわり、約90分ほどで神事は滞りなく奉行できました。
今年も無事に奉納させて頂き感謝です。
いっぺーにふぇーでーびたん。
これからも、お守りお導きください。
ムラヤーに戻ると、くわっちーが待っていました。
すみません。
今日は2時間しか寝てなくて、もう限界みたい。(>_<)
今日はこの辺でぐぶりーさびら(失礼いたします)。
本日もご愛読にふぇーでーびたん☆
素敵な週末をお過ごしくださいね。
うまんちゅぬ あちゃー かふー うにげーそーいびーん。
みなさまに琉球弧のすべての神々のご加護がありますように☆