ちゅううがなびら(こんにちは)。
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本日立て続けの投稿になります七海(ななみ)こと「ねこ」こと店主・ミカ from 那覇です。
5月最後の先週、3日間に渡り、ヒージャー汁(山羊汁)に入れるフーチバー(ヨモギ)を探して、少しホロホロしました。
フーチバーは庭に生えていたり、どこにでもありそうなんですが、那覇だからかあまり見掛けないんですよね。
ありそうかなぁと思うところを歩いて、歩道の脇にささやかに生えていたフーチバーを少しだけゲットできたのが関の山でした。
「フーチバーがその辺に生えていたのはむかしの話で、いまやスーパーで売っている時代だよ。那覇にはないよ」と那覇の友人。「もしかしたら、『奥武山公園』とか『がじゃんびら公園』にならあるかもしれないね」とアドバイスをくれました。
友人のアドバイスを聞くやいなや、さっそく奥武山公園へ行ってみました。
奥武山公園はわりとよく行くのですが、フーチバーを意識したことはありませんでした。
園内を少しホロホロとしましたが、思った以上にキレイに整備されているためか、残念ながらフーチバーを見つけることはできませんでした。(広い公園なので根気よく探せばあるかも。ですが)
その後、那覇市金城1丁目~垣花町3丁目にある「がじゃんびら公園」へ行ってみました。
ねこは、とーーーーーーっても虫に刺される体質で、いつもガジャン(蚊)の格好の餌食。ガジャンが何匹も、ひどいときは何十匹もたかってくるくらい、ひどいんです。まるで生贄です。
だから、「がじゃん」が付く名前から、どうしても避けたくなるんです。
が、意を決して、12年振りくらいにがじゃんびら公園へ行ってみました。
がじゃんびら公園は少し高台にある細長い公園。
陽が西に傾きはじめた時間帯でしたが、青空だったこともあり気持ちよかったです♪ o(^-^)o
『那覇市歴史博物館』サイトでご紹介されている「ガジャンビラ」について、簡単にまとめます。
ガジャンビラ
- ガジャンビラは、垣花(かきのはな)から安次嶺(あしみね)にいたる坂道の名称で、付近一帯を指す地名にもなっている。
- 1877年刊行の『沖縄志(おきなわし)』(伊地知貞馨(いじちさだか)著)の那覇港図には、「蚊坂(ガジャンビラ)」とあり、ガジャンビラと呼ばれていたことがわかる。
- 名称の由来は定かではないが、『南島風土記(なんとうふどき)』(東恩納寛惇(ひがしおんなかんじゅん)著)は、坂の付近に住む人名または屋号をとって、「我謝の坂(ガジャヌヒラ)」から転訛したものではないかと記している。一方、那覇の民話では「昔、中国から持ち帰ってきた蚊が、この坂の上で逃げてしまい、ここから琉球国中に広まった」と伝えている。
【出典】那覇市歴史博物館サイトより
この日は行かなかったのですが、がじゃんびら公園の西端の眺望広場には美空ひばりさんの「花風の港」の歌碑が建立されています。
写真を撮り忘れましたが、フーチバー、見つかりました♪ o(^-^)o
フーチバーが見つかったのも嬉しかったのですが、がじゃんびら公園の東の方を歩いていると、ふと、てぃんさぐぬ花をみつけました。
「てぃんさぐ」とは「ホウセンカ」のことです。
「てぃんさぐぬ花」は沖縄を代表するわらべ唄、教訓歌のひとつです。
『JTA美ら島物語』で連載させて頂きました『沖縄の島唄めぐり 恋ししまうたの風』のなかで、「てぃんさぐぬ花」を取材させて頂いたことがありました。※ご興味のございます方は、ぜひ「てぃんさぐぬ花」をご一読くださいませ。
このとき、てぃんさぐぬ花の写真もぜひ掲載したいなと思っていたのですが、ぜんぜん見つからなくて探し回った記憶があります。
てぃんさぐぬ花しかり、フーチバーしかり。
どこにでもありそうなのに、いざ必要となったときに、ぜんぜん見つからない。。。
気付けるか、気付けないのか。
日頃から意識しているか、していないか、の違いなのかなぁ。
そうそう、フーチバー探しの道すがら、「サクナ(長命草)」が慎ましやかに自生しているところも見つけました。
(ヒージャー汁には、フーチバーが定番と思っていましたが、サクナを入れる方もいらっしゃるそうです。)
よし。
今度、サクナが少し必要になったときは、ココに来て分けていただこう。
なんてことを思いながら過ごしたのでした。
他愛もないお話に最後までお付き合いいただきありがとうございました☆
本日もご愛読にふぇーでーびたん☆
うまんちゅぬ あちゃー かふー うにげーそーいびーん。
みなさまに琉球弧のすべての神々のご加護がありますように☆